小座山道場とは

故楢崎健夫先生が創始し、佐野義人先生が継承した武芸・流水拳法を教授。

その流儀は内家拳に属し、武術気功(立禅、練功等)により体を練り、流水歩によって水の流れの如く変幻自在に技を使うのが特徴。

このほか、形山睡峰 和尚(「無相庵」庵主)指導による直心影流の稽古も行っております。

道場は池と森に囲まれた丘の上にたたずむ、気を充実させるのに理想的な環境にあります。

興味のある方は連絡お待ちしております。


流水拳師範 佐野義人


流水拳法について

北京少林名家、臂聖こと張策氏が太極拳名家楊健候氏について清末期から民国初年にかけて太極拳を学び、既に達人となっていた劈掛通臂拳を骨格として太極拳に融合させて張家太極拳を創始しました。

この張家太極拳をベースとして故楢崎健夫先生が流水拳を創始したものです。

当道場では、佐野義人先生が独自の練習体系に基づいて教えています。

その極意は、その名の如く、「上善若水」。一滴の雫は清流を生じ、小川は大河と成り、大海へと続く。万物に恵を施し、生命を育み、心も癒す。威厳を備え、大いなる力を秘める。自ら争わず、相手に争う気さえ起こさせない。即ち、自然の摂理の一部そのもの(無為自然)であることを自覚し、「争わずして勝つ」ということを理想とします。もちろん、そこには勝者も敗者も存在しません。


直心影流について

直心影流の型を学ぶ目的に「後来の習態の容形を取り除き、本来の精明の恒体に復するに在り」という言葉があります。

その意味するところは、常識や社会の思い込みにしばられた自分を手放し、元々自らに備わった力を自覚すること。直心影流の修行を通じて、本当の自分らしさを発揮することを目指します。